四国中央市民・土曜森林林業講座にて

ミツマタ剝皮・和紙手漉き体験と四国総奥の院「仙龍寺」での講演

2026年1月17日、四国まんなか研究会の記念すべき発足日。その会議の前に、四国中央市の宇摩(うま)森林組合様主催の「第8回四国中央市民・土曜森林林業講座」がありました。
第1部が、四国中央市新宮町馬立にある多羅福來工房でのミツマタ・和紙手漉き体験、第2部が四国総奥之院の言われる仙龍寺での越智先生による講演という魅力的なプログラム!

第1部 和紙手漉き体験

四国中央市は、言わずと知れた紙の町!
パルプ・紙・紙加工品の製造品出荷額で20年連続で全国1位を誇り、2023年には過去最高の約6,082億円を記録しました。書道用紙生産は全国シェア7割! 豊かな水資源と技術革新で日本一の紙産業を支えてきました。

愛媛県の宇摩地方では古くからコウゾ(楮)とミツマタ(三椏)の生産が盛んで、かつては農家の副業として広く栽培がされていました。しかし、現在は生産農家が激減し、和紙の原料の多くは高知県や岡山県などの近隣県からも調達されている現状で、かろうじて限られた地域での生産が中心となっています。

そうしたことを背景に、宇摩森林組合さんでは伝統技術を守ることを目的に、ミツマタ(三椏)の植林を積極的に進めています。

今回の「ミツマタ剝皮と和紙手漉実習」もそうした取り組みを多くの市民に知っていただくためのイベントでした。場所は四国中央市新宮町馬立にある多羅福來工房
参加者には地元高校生の皆さんも! やってみると、意外と面白ろ難しい! 後日自分で漉いた和紙が届くそうで、とてもわくわく楽しみです。

第2部 仙龍寺本堂でのランチタイムトーク

そして午後からは場所を移して、なんと仙龍寺本堂でのランチタイムトーク!  

四国中央市新宮町馬立にある金光山仙龍寺。四国八十八ヶ所霊場第65番札所 三角寺の奥の院で、四国別格二十霊場の第13番札所、さらには「四国総奥の院」と呼ばれる名刹です。

弘法大師様が修行されたと言われる龍の住む霊山でのセミナーに期待が高まります!

そして、講師は越智正昭先生!
講演のテーマは「地元の魅力再発見」ということで、前半は「地形・地質・気象という自然の側面から見た四国中央市の魅力」について。後半は一転。宇摩森林組合様主催のイベントということで、「森は海の恋人」と題して“林業”のことをお話でした。

お堂での講演は、なんと襖をスクリーンにして実施! なんとも味がある講座。
何よりも、参加している高校生の目がキラキラしているのが印象的で、質問もたくさん出ました。この子たちがこうして地域の歴史や成り立ちを知ることにより、地元に誇りを持って四国の・日本の未来を担っていって欲しいと思いました。

この仙龍寺については立地している地層なども面白く、詳しくはこちらをご覧ください。