四国まんなか地区現地調査 (前編)
四国まんなか研究会に入会する最大の価値といえば、何といってもこの現地調査に参加できる事である! 現地調査初参加の筆者は、車に乗り込んだとたんに確信した。
なんといっても車内での会話が濃い!
皆さん知識が深く、もう全て録音したいレベル! 特に地元の方のお話などは、どんなにググろうがAI様に聞こうが、絶対に知り得ない事ばかりなのだ。古代史好きにはたまらないはずだ。
第二に、道幅が狭いしガードレールなどない。よくバスが通るものだ! 地元の方以外の部外者は、迷う事この上ないし、迷わないにせよ不安になるはずだ。
興味が湧いたあなた! ぜひ入会して、現地調査に参加しよう!
素鵞神社

まずは素鷲神社。まずこの漢字がめずらしい。
御祭神は建速須佐乃男命(たけはやすさのをのみこと)と奇稲田姫(くしいなだひめ)。地元の方に「天王さん」とよばれ親しまれているそうだ。「天王」とは・・考察が道々でとまらない。。
緑泥片岩の石積も宇摩地方独特のもので美しい。



拝殿も立派なのだが、本殿の細工が本当に緻密なつくりで素晴らしい。失礼かも知れないが、地図で見ても本当に山のど真ん中で、MAPを超拡大しなければ出てこない所。だが、いにしえには多くの人の営みがあり、大変豊かな地域だったのがわかる。ここからお神輿が塩塚高原へ登っていたとか・・
安楽寺
素鷲神社から細い山道を越え、見事な段々畑をみながら安楽寺に到着。こんな田舎に・・と言うと本当に失礼なのだが、見事なお寺が。四国中央市の文化財にも指定されている安楽寺の本堂。

新宮町上山にある安楽寺。地元の人には見慣れた風景なのだが、多くの宮大工の方々が遠くから遥々その細工を勉強しに訪ねてこられるそうだ。
こんな細工を施し維持する財力と文化が、この急峻な山々の斜面にあるような地区にあったという事実。
稲茎神社

安楽寺のすぐお隣にあるのが、この稲茎神社。安楽寺が立派で見過ごされがちだが、この神社も拝殿・本殿ともに大変趣がある。
なぜか近くに西洋風の建物があったり、摂社に初めて聞くような神様の名前の神社があったりと、なかなか面白い。
この神社の石積も、宇摩地区独特の石積で美しい。
旧宇摩郡新宮村立寺内小学校跡
安楽寺・稲茎神社のすぐ麓にある小学校跡。深い山の中なのに結構広い運動場があり、建物も木造ながらかなり立派。往時はたくさんの子供さん達が通っていたのだろう。
今は残念ながら統廃合して建物だけが残り、新宮少年自然の家寺内分館となっている。木の床の長い廊下がどこか懐かしい。



